トヨタスポーツ800をつくろう!

2007年01月29日

当時の車広から【第2回】

今回はウオッシャータンク検証シリーズにちなんだ広告を紹介します。



CM070127*.jpg



モーターマガジン 1964年4月号に掲載された日本電装株式会社の広告です。
商品名は「デンソー ウィンドーウォッシャー」。
汎用品としての広告ですが、1/24の「真・あらいぐまタスカル【第4話】」の
「【A】パブリカ・スポーツ同型タイプ」と同じタイプと思われます。
また、この号には初代パブリカコンバーティブル(700cc)発売の記事が
掲載されており、エンジンルーム内の写真では、ちょうどこの
「ウィンドーウォッシャー」と同型と思われるタイプが
装着されていることが確認できます。
(UP10パブリカでは廉価版にはモーター式ウインドーウォッシャーは
 オプション扱いでした。'64年9月ころより田中製に変更となります。)

この【A】タイプおよび【B】前期タイプのタンク部分は、
【C】後期タイプ(背面にブラケット取付用の窪みがあります。)と違って
前面と背面が逆さまにしても取り付けることが出来るため、
基本的にモーターとフタの位置が左右どちらでも対応できます。
(コーションシールの貼り付け面の違いのみで対応してるようです。)


============トヨタ ウインドーワッシャー============


WINDWASHER*.jpg 


こちらは「トヨタ ウインドーワッシャー」のパンフレット
(B5版 4ページ 4色印刷)の表紙ですが、色調もさることながら商品名が
「ウオッシャー」でなく「ワッシャー」というところにも時代を感じさせます。


上記の記事と同型と思われる「ワッシャー」ですが、
使用されている写真や挿絵が「観音開きのクラウン」であることなどから、
もう少し古い時代のパンフレットのようです。
(液を入れるフタが白っぽいのが気になりますが・・・)

中面のコピーには「小型モーターが高速回転(約8000r.p.m)」とか
「日本ではじめてのモーター式ウインドーワッシャー」とあります。

■性   能:噴射高1.5米
■噴 射 圧:0.6気圧
■タンク容量:1.3立(これで50〜60回の噴射が可能です)


トヨタスポーツ800の新型解説書ではトヨタスポーツ800初期型に採用された
「【B】前期タイプ」の仕様は噴射圧0.3kg/平方cm以上とあります。
「真・あらいぐまタスカル【第3話】」で書いたように
「ワイパはUP10と同じ方式ですが、ウインド・ウオッシャには
一段と強力なポンプを使用しました。」からすると、
噴射圧の違い(後で出た方がなぜか低い?)が疑問に残るところです。

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※写真をクリックすると拡大出来ます。
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2007年01月25日

辛れ〜なる一族

昨日、録画しておいた「華麗なる一族」の第1話を見ました。
(最近あまり連続ドラマを観ないので、最後まで観れるかな?)

前知識の全くないままでした。

舞台が昭和40年代でして、キムタコが製鉄会社のお偉いさんで、
トヨペットクラウンを運転する姿がふんだんに登場し、
当時の乗用車と思わしきクルマが多数登場と興味のそそる内容でした。
(輸入車が多いのですが・・・)

話の流れより、クルマや建造物ばかり見ていた気がします。
市電が走る風景はセット?とか、これは明治村なのかな?とか・・・

それにしても、第1話の最後、将軍(先代のじいさんしか呼ぶことの出来なかった
池の鯉)をキムタコが呼んでしまうくだり(おやじがしかけたチェックテスト)には
ずっこけました。

誰かトヨタスポーツ800にでも乗って登場してくれないかな・・・
お金持ちの話だから、どちらかといえば、そこは2000GTか?


【追記】
番組のHPを見てきました。
市電が走る風景はセット?→上海の撮影所を神戸風に模様替えしたらしい。
(行き交うクルマに輸入車が多かったのはそのためか?)

気になったのは、そのシーンのクラウンと日本で撮影されたと
思われるシーンのクラウンが異なっているような???
(まぁ、何台も同じクルマを持っていたとの設定も考えられるが)

後で再度見てみよう。
posted by アールエス800 at 11:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月24日

真・あらいぐまタスカル【第4話】「変更時期を推測する」

ウオッシャータンク検証シリーズ【第3話】にて後期タイプへの変更時期を、
「遅くとも'66年7月には採用」とした根拠は、
'66年7月発行の英語版パーツリストによるものですが、
残念ながら変更時期の明記はそこにはありません。

この英語版パーツリストでは、新たに変更した部品に関しては、
「(NEW)」と丁寧に明記されていますが、
タンクアッセンおよび本体やモーターに関しては、その明記が無いため、
このパーツリストが発行される以前に後期タイプへ変更していたと考えられます。

また、後期タイプのモーター下部に付くプレートが

*90099-06005 Packing-(Replaced by 85315-30013)
 85315-30013 Plate(NEW)
*old part

というように、この時点で新たに変更になっていることからも、
'66年7月以前に後期タイプへ変更していたことが裏付けできます。
(このプレートは前期タイプには存在しない部品です。)

「トヨタ サービスマニュアル CDライブラリー」に収録されている
トヨタスポーツ800取扱書は'65年3月30日発行、'66年6月30日発行(第3刷)
およびそれ以降のものしかなく、確認したい期間の取扱書が収録されていません。

ちなみに'66年6月30日発行の「お出かけ前の点検」の中にある
「6.ウインドウ・ウオッシャーの液」の写真では、
すでに後期タイプのウオッシャータンクに変わっています。

残念ながら手持ちのトヨタスポーツ800に関する資料では、
ここまでしか調べることが出来ません。

さて、どうするか?

今までの話の中で、トヨタスポーツ800と同タイプと思われる
ウオッシャータンクがトヨタの他車種、および他メーカーにも
採用されていたことは書いてきましたが、
その変更時期を調べればある程度推測することは可能だと思われます。

トヨタのある車種では次のように変更しているようでした。
(「前期タイプ」・「後期タイプ」は【第3話】にて便宜上つけた呼び方です。)

【A】パブリカ・スポーツ同型タイプ
  (【B】の前期タイプよりモーターが長いタイプ)
   〜'64年9月
  (注)トヨタスポーツ800には採用されていません。

【B】前期タイプ(トヨタスポーツ800初期と同タイプ)
   '64年9月〜'65年10月

【C】後期タイプ(トヨタスポーツ800中期〜後期と同タイプ:
   ただしタンクの形状はモーターとフタが左右逆になります。)
   '65年10月〜'68年2月

※具体的に変更時期が明記されていた車種で調べました。

これだけの資料でトヨタスポーツ800も「'65年10月」から
「後期タイプ」へ変更したと断言は出来ませんが、
遅くとも数ヶ月の間には変更したと推測してもよいかと思います。

次回、'65年末の他メーカーのウオッシャータンク装着写真を交えて、
この時期に「【C】後期タイプ」が繁殖したことを書きたいと思います。


=======第11回 東京モーターショーのパブリカ・スポーツ========

トヨタスポーツ800が発売される半年ほど前、1964年9月26日〜10月9日の
14日間に「第11回 東京モーターショー」が東京晴海で開催されました。
そこで出品されたパブリカ・スポーツでは、
上記の「【A】パブリカ・スポーツ同型タイプ」が採用されていました。
(UP10に'64年8月まで採用されていたタイプと同型と思われます。)

時期的に「【B】前期タイプ」が採用されていてもいいとは思いますが、
製作にあたっていたのが関東自工だったことなども影響していたのかもしれません。



publicasports0123.jpg



実際の発売モデルとはタンク以外でも異なる部分があり興味深い写真です。

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※写真をクリックすると拡大出来ます。
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2007年01月08日

当時の車広から【第1回】

当時の自動車雑誌を調べる上で様々な広告にも目がいきます。

そこで、「当時の車広(自動車広告)から」として、
カテゴリに「資料/雑誌広告」を追加し、トヨタスポーツ800に関する広告は
もちろんのこと、興味の湧いた広告などいろいろ紹介していきたいと思います。

まず、第1回はトヨタスポーツ800のモノクロ広告です。



CM061230.jpg



コピーの「事故や違反の経験をおもちの方には、おすすめしたくない」は
泣かせます。(制限速度には気をつけましょう。ちょっと前に泣きました。)

ナンバープレートが見えませんが、当時のカタログと同一車輌と推測されます。
(判断ポイントは後の雑誌の広報車輌とカタログ車輌の
 検証シリーズでお話しします。)

撮影場所がどこなのかは全然見当もつきませんが、
初期型の証でもある10穴ホイールキャップに写り込む風景から、
手前はかなり広い平地のようです。

男女のモデルさんもカタログのシルバー車輌のカップルと
同一のように見えますが、カタログではシルバー車輌のカップルは、
すべてのカットでぼけているため定かではありません。

これからも「当時の車広から」シリーズも是非お楽しみに。

==========車輌を屋外で撮影する場合の豆知識============

  車輌を屋外で撮影する場合、ボディへの写り込みを少なくするためには、
  手前(カメラ側)が平地などの障害物がないことが必須となります。
  黒などの濃い色、シルバー色などは写り込みが出やすく、
  対して白系(ソリッド)は写り込みにくいです。
  また天候で言えば曇天がよく、ピーカンではしっかり写り込み、
  太陽の位置なども考慮して撮影するとよいです。
  ただ上記の方法は昔の撮影立ち会い時(アフターパーツの広告)の知識であり、
  基本的に車輌を切り抜いて広告などに使用するために注意していた点です。
  背景を生かした撮影、および効果的に写り込ませる場合などには
  参考になりませんのでご了承ください。
  また、ホイールキャップなどのメッキパーツには、
  部分的に濃い色などを写り込ませ、メリハリをつけることで
  メッキの質感を表現できます。

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※写真をクリックすると拡大出来ます。
posted by アールエス800 at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 資料/雑誌広告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月05日

最近、なんだかノスヒロがおもしろい?

今回のノスヒロの表紙を見て驚きました。

11/2の記事にて紹介していた「ダイハツスポーツ」ではないですか。
http://pdamodel.seesaa.net/article/26604323.html

そこで紹介した通り「日本のショーカー」(別冊CG)の記事に
「クーペが近年発見されダイハツが買い戻した」とあったその現車だそうで、
ノスヒロの記事では、つい最近になって、イギリスのコレクターが放出→
クラシックカーのオークションに出品→ダイハツが落札とあります。

自分の記憶が正しければ、雑誌の個人売買欄で見たのが10年ほど前の
カーマガジン誌かOT誌(たしか前者だったと・・・)だったと思います。

当時は200万円(記憶が確かなら)ほどだったような・・・
その時に売れなかったのか??まぁ、それ以前にノスヒロの車輌と同一だったかは
不明ですが、こんなショーカーが40年の時を超えて日本に戻ってきたことは
素晴らしいことだと思います。

※ヴィニャーレで製作→トリノショーに出品なので、
 正確には一度も日本の地を踏んでいないのかもしれません。
(こういったショーカーまでも、個人のコレクションになったりすることが、
 珍しくない海外に有ったのが幸運にも今まで生存出来た
 理由なのかもしれません。)

ありふれた日産旧車の記事も発行部数確保のため仕方がないのかもしれませんが、
こんなレアーな車種の記事も今後も期待します。
(OT誌のS500試作車発掘などの記事に触発されているような気はしますが・・・
 そのOT誌も今回も自家製ゴム部品の記事など面白かったです。)

また、トヨタスポーツ800に関するショーカーや試作車などの
発掘はないものか、是非調査を!!
posted by アールエス800 at 00:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月01日

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