トヨタスポーツ800をつくろう!

2007年07月19日

こんなボロでもアルマイト出来ますか?

メーターパネルやインナークオータパネルなどアルマイト加工が
施されている部品であっても、40年以上も経つとキズや
鉄と接触している部分から腐食が始まってしまっています。

よく「ネジをステンレスに変えたからもう錆びないよ。」なんて耳にしますが、
変えたネジは錆びなくとも鉄製ボディが錆びてしまったりすることがあります。

例えばアルミに接触している鉄部品やフロントピラーのステンレスのモールを
留めるネジ部や三角窓のステンレスに溶接してある鉄部分
(ドア内部に隠れていますので普通は見えません)
こういった異金属の接触している部分は腐食しやすいので要注意です。

さて、メーターパネルとインナークオータパネルを持って
アルマイト加工のことについて伺ってきました。

訪ねた会社は金山(かなやま)にあるベリテック三協株式会社という
クロムメッキやアルマイト加工を請け負う会社です。
http://www.beliteq.co.jp/pc/index.html

事業内容から、大手メーカーの仕事をされているようでしたので、
果たして個人の発注を引き受けてくれるか心配でしたが、
HPを立ち上げてから個人の仕事も引き受けているとのことで安心しました。

聞いてきたアルマイト加工の注意点など以下の通りです。

■塗装、接着剤、汚れなどは確実に剥がしておく。
 (剥がしていないと・・・アルマイト剥がしがきれいに出来ない→
  きれいにアルマイト出来ない)
■腐食が進んでいる部分は穴があく場合があるので注意。
 (薄いモノだと貫通する場合もあるそうです。)
■アルマイト剥がしおよびバフがけ、ヘアライン仕上げなどは依頼出来る。
 (板金はこちらでやっておく必要はあります。)
■深いキズはバフがけなどで取るため、例えばメーターパネルの場合、
 凸凹のパターンが薄くなる場合があり、加工時間が増えれば
 料金が高くなる場合がある。(あまり深いキズは取れない場合があります。)
■アルミの材質、またメーカーの使用する液により仕上がりの色が若干異なる。
 (以前、当ブログで無色の場合、アルミの地の色と書きましたが
  少し色が付くようです。クリアには違いないかと思います。)

ベースの状態が仕上がりを左右することは理解しておいた方がよいようです。

ということで、クオータパネル裏のウエザーストリップを剥がしていたんですが、
またまた不得意のボンド剥がしに苦戦。
(ちなみにガチガチに硬化したゴムは熱を加えると軟化します。)

でも少し凹んだ部分は指や柔らかい樹脂などで気をつけながら
(凹み具合を光にかざしたり指の感触で確認したり)押したりすると
クオータパネルくらいの薄さなら結構うまい具合に目立たなくできるもんですね。
複雑な凹みは難しいとは思いますが・・・

ちなみに、ベリテック三協さんではクロムメッキの場合、
巣穴がなくなるまで【下処理の銅メッキ→研磨】を繰り返し行ってくれるそうです。
(ただし、行程が増えればその分料金も増します。)

こちらも、仕上がりなど報告していきたいと思います。
posted by アールエス800 at 01:13| Comment(2) | TrackBack(0) | 資料/BODY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月17日

3月23日は何の日?

まず、前回のシートの件ですが、電話で確認。

内装屋さんはきちんと把握してくれていたようで、一安心。
心配していた部分も常識的なことだったようで、
自分の知識のなさが変な心配を招いてしまったようです。

フレーム自体はこちらできれいにして張り替えをしてもらう段取りなので、
丸裸にしてみました。



DSC01349**.jpg   DSC01350**.jpg



左右の違いが分かりますか?

左が、修復中の車輌(200番台)に着いていたシートで、
右が後期型パターンの表皮が着いていたシートです。

○内のシートスライド用ハンドルの固定方法が
前者がアルミのリベットで4箇所かしめてあり、
後者はスクリュで2箇所固定する方法となっています。

パーツリストで見る限りでは、40年版〜43年版(鉄フレーム)のいずれも
後者と同じような2箇所をスクリュで固定する方法でした。
以前より前者の固定方法は疑問に思っていた部分でもありました。

そして、表皮を剥いでみると、前者のフレームの上部に興味深い検印が・・・

その検印から40年3月23日に検査されたことが分かります。
ただし、トヨタスポーツ800は40年4月1日に発売されています。

この車輌は200番台ということもあり、かなり初期に世に出たと思われますが、
このシートが当時からこの車輌に着いていたことを前提に考えると、
シートというものは検査後、短期間で車輌に装着されディーラーなどへ渡ったのか、
それとも、発売直後は100台くらいしか世の中に出ていなかったのか?
などと、いろいろ思いを巡らしました。

ただ確かなことはかなり初期のシートにはパーツリストとは異なった
固定方法がとられていたことは事実のようです。

さて、きれいにすると言っても塗料はがしなど塗ったり、
ヒートガンで熱を加えてみてもなかなかボンドが取れず、
またサンダーで錆やキズを取っても
1日ではきれいにすることは出来ませんでした。

こういった作業は苦手です。腰が痛くなるし。

posted by アールエス800 at 16:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 資料/BODY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月15日

ウエルダー加工と台風の行方。

トヨタスポーツ800の初期型シートの特徴は
下の写真のようなシートパターン+アルミフレームです。

その後、アルミのフレームに後期型パターンへの変更、
そしてフレームが鉄製となり、最終型になるとヘッドレストが装着されるわけです。

台風が接近する中(最接近は明日ですが)シートなどの内装パーツの
依頼の打ち合わせに行って来ました。

当時の雑誌やカタログをスキャニング、まとめた資料、
前期型のシート(残念ながら座面は一度洗濯したためもあり
ぼろぼろです)と後期型の比較的へたっていないものなど、
自分としては万全の準備をしていったつもりでした。

ウエルダー加工が出来ることを前提に内装屋さんを探していたこともあり、
言うまでもなく今回の発注のこだわりの一つがこのウエルダー加工でした。
(強度的にはやぶれやすくなるかもしれないとのことです。)

初期型では写真の部分にその加工がされていると思われますが、
ウエルダー加工部が凹になり、その間は膨らんでいるということを、
当時のフォルムを保っている後期型シートをもとに説明したのですが、
今回の補修のベースにしてもらう初期型シートがへたりきってしまって、
全体がフラットな感じになってしまっていることもあり、
なかなかうまく話が伝わっていないように思われました。
(スポンジの張り方は座面に関しては初期型とその後の型では、
 かなり異なるようなのですが。)

ここでもまた人に依頼することの難しさを知ったのでした。

自分にいろんな知識や技術があり、時間もあり、やる気力もあれば、
すべてを自分でやれればどんなに楽か(実際には大変なことと思いつつ)と
思ったりもしますが、残念ながら一つも今の自分には備わっていません。

打ち合わせ時に気になっていた、自分のヨタのシートのイメージが
「思っているよりは立体的」に反して内装屋さんの「思っているよりは平面的」
というのも、その基準となるイメージがもともとずれていたのかもしれません。

いろいろ教えていただけたりと良心的ではあると思いますし、
もしかして、自分のイメージが一応伝わったのかもしれませんが、
ウエルダー加工を外注に出される前に再度説明をしに行こうと思っています。
(直接打ち合わせ出来る距離にあることはよかったです。)

まぁ、クルマが完成した暁に思っていたところの70%くらいの出来であれば
よしとすべしと思っている最近です。

(そのくらいの妥協が必要ですね。・・・早く乗りたいですし。)

さて今回の行方はどうなることやら。完成をお楽しみに。



070715.jpg
posted by アールエス800 at 00:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 資料/BODY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月06日

DRIVER誌を買わなくっちゃ!

打ち合わせの帰りにコンビニでDRIVER誌をパラパラしていると、
トヨタスポーツ800の記事が・・・

スポーツ800発売当初のドライバーの複写版が
綴じ込み付録でついていました。

現在、シートの張り替えのための資料(膨らみ具合とか説明できるように)を
スキャニングしたりしていまして、
この当時のドライバー誌も苦労の末手に入れたものでしたが、
こんなにカンタンに手に入るとは・・・・

コンビニにはぼろいのが1冊しかなく、早いとこ、手に入れとかなくては。
(最近、近所の本屋さんが潰れてしまって結構面倒なんです。)

これは買いだと思いますので、
次号発売まで(19日まで)に是非!!
posted by アールエス800 at 16:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月05日

メーターパネルとバンパーと弁当箱

子供の頃、よく家族で山へドライブに行きましたが、
山道のドライブなんていつも恐怖のかたまりで、
コーナーを曲がる度、後部座席にいた自分はいつも前席に
しがみついて落ちないようにと必死になっていたっけ・・・

そして、大人になっても山道だけは絶対走るまいと誓っていたのですが・・・
(特に父がスピードを出していた訳でもなく、幼少のころは怖がりだったのです。)

そんな家族のちょとしたドライブなどには水筒と弁当を持って出かけました。
アルマイトのかかったアルミの弁当箱なんて懐かしく思います。

さて、トヨタスポーツ800にはアルミパーツがたくさん使用されていますが、
その中にはアルマイトをかけ腐食しにくくしたのものもあります。

アルマイトについて調べていたところ、以下のようなサイトがありました。

http://sos.cocolog-nifty.com/tokin/cat5272671/index.html
http://sos.sanwa-p.co.jp/mekki/
http://www.sanwa-p.co.jp/mekki/index.asp

アルマイトについての詳しくは上記HPを見ていただくとして、
ここで勉強になったこととして・・・(上記HPより引用)

●アルマイトは着色をしない限り無色透明な皮膜
 (アルマイトの色と思われがちなシルバー色は下地のアルミニウムの色)

●アルマイト皮膜は絶縁性を持つため電気を流さない。
 (アルミニウム自体は電気を流すため、
  アルマイトされているかどうかを外観で判別できない場合、
  テスターを当ててみることによって判断可能。)

ということで、今までアルマイトがかけてあるのか
不明だったパーツを調べてみることにしました。
(以下○印はアルマイト加工、×印はアルミ地のまま)

まず手始めに確信があったパーツより

■前期のメーターパネル→○

■前期のバンパー→○
 ※ただし補給品のバンパー内側に導通するものがありました。
  アルマイトが剥がれているのでしょうか?
  (当時の取り外し品は内側もアルマイトがかかっていました。)

■サイドシルプロテクタプレート→○および×
 ※修復中の車両についていたプレート(下記ページ参照)は○
  http://pdamodel.seesaa.net/article/22501376.html
  しかし、44式のプレートは×でした。
  年数が経っていますのでアルマイトが剥がれているのかもしれません。

■インナークオータパネル→○

■前期シートのフレーム→×
 ※只今シート張り替えの依頼の準備をしていまして、
  今までずっとフレームには(あまり腐食しているものを見たことが
  なかったことので)アルマイト加工がしてあるものだと思っており、
  こんなでかいものを加工するとなると結構な料金になるのかなと
  気になっていましたが・・・

■エンジン、ミッションの各パーツ→×
 ※念のためのチェックです。

メーターパネルやバンパーが昔の弁当箱の色に見えてきました。

皆さんもテスターでチェックしてみては?
もし、上記と異なる結果が出た場合、是非お教えください。

(注)導通した部品でもかなり年数が経っていますのでアルマイトが
   剥がれているものもあったかもしれません。
   アルマイトがかかっている部品でもキズがついている
   (アルマイトが剥がれている)部分に当ててみると
   当然ですが導通しました。
posted by アールエス800 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 資料/BODY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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