トヨタスポーツ800をつくろう!

2009年04月27日

初期型ステアリングを修復する【その3】伸びるのか?縮むのか?

それにしても、なぜこんなに割れていたのでしょうか?

今回、実験台に上がったステアリングは中でもひどい状態だとは思いますが、
以下は金属や樹脂の特性をよく知らないシロウトの推測です。

●夏など、室内が高温になり、金属部分が若干伸びることが一つのきっかけ。
●樹脂が経年変化により縮んでいく。
●裂けて覗いてきた鉄部分が錆でふくらみ、さらに樹脂が割れる・・・

以前乗っていたスポーツ800に当時まだ供給されていた
中期型のステアリングを装着していたことがありますが、
10年も乗っていると、ホーンボタンリングを外しがたくなってきたり、
スポークとボスの付け根が割れてきたりしました。

劣化の進行を鈍らせるには、高温にさらされない場所に停めるとか、
換気に注意した方がよいのかもしれません。

修復中のステアリングホイールの上部(日光にさらされる部分?)の
表面の劣化が著しかったりしました。

写真の矢印はスポークを中心に樹脂が縮む方向です。
(ボス部分はプラリペアで埋めた後の状態です。
 境目が出たため、再度やり直すことになりますが)


DSC02130*.jpg


設計変更により中期型になるとホイール部分から、
スポークの途中まで樹脂が回り込むタイプになりますが、
樹脂の変形を防ぐ意味もあったのかもしれません。
(写真のような変形はなくなりましたが、
 今度は回り込んだ部分で割れることもあるようです。)

先日、トヨタ博物館に行ってきましたが、
60年代くらいまでの国産車にはステアリングが樹脂製のものが多く、
かなりの車両のステアリングが割れていたようで、
修復して装着されているものが多いのが確認できました。
また、塗装による修復も確認でき、塗装もありなのかなと思えました。

いずれにしても、40年以上前の部品ですので、
使用していれば、何の劣化もないことの方が不思議なのかもしれせん。

さて、修復中のステアリングの巣はどうしましょう?
posted by アールエス800 at 15:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 組立/CHASSIS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月23日

初期型ステアリングを修復する【その2】隙間を埋める

ステアリングの隙間をどうやって埋めるか?

何年も前に何かの役に立つかと購入していた「プラリペア」の登場です。

合成樹脂のパウダーと専用リキッドを混合し重合硬化させる補修剤です。
http://www.plarepair.net/

始めて使用するので、簡単な使用方法の「ふりかけ法」で作業を行いました。
隙間にパウダーをふりかけそこに専用リキッドをかけて固め、
その後、ヤスリなどで整えるという手順で進めていきます。

この初期型ステアリングのスポーク部分はステンレスですが、
ホイールの芯と、ボスにあたる部分の芯は鉄がベースで、
錆が出ていたので、むき出しになった部分はサビ転換剤を塗っておきました。

その後、プラリペアの登場ですが、
割れた部分にそのまま上記の手順で埋めていったため、
ヤスリで仕上げた後、境目がハッキリ出てしまいました。
結局、埋めた部分をリューターで削り、再度埋めましたが、
今度は、ところどころに巣が入る始末。

後で、知り合いにもやはり巣が入りやすいことを聞き、
うまくいけば、塗装などしないで修復できればと思っていましたが、
どうなることでしょうか?

赤の点線部分がプラリペアで埋め、ヤスリがけ途中の写真です。
肝心なところにピントが合っていませんが、
このボス部分も表面が劣化して全体的に
左端のような色に変色していました。


DSC02125*.jpg


ホイール部分では、最大で4ミリほどの隙間があったわけですが、
埋めただけでは、断面の形状はあきらかに変わってしまいますので、
出っ張った反対側を削ったりと時間がかかります。

また、スポークの付け根の樹脂の浮きは、表側は樹脂が薄いので
少しの隙間であればドライヤーやヒーターなどで熱し、
均一に力を加えれば、修正することができそうです。
(下手をするとうねった状態になったりしますので、
 簡単な型などを作り、均一に力を加えるなどのコツがいります。
 うねった場合はヤスリがけなどでならすことは出来ます。)

今回は、熱を加えすぎ、炭化?したように劣化したため、
結局、リューターでけずりプラリペアで埋めました。


DSC02148*.jpg


何度も失敗したりと試行錯誤しながらの作業は続きます。
posted by アールエス800 at 16:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 組立/CHASSIS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月20日

初期型ステアリングを修復する【その1】割れるステアリング

ご存じのように、初期型のステアリングの特徴として
円周のホイール部分のみ黒い樹脂で固められています。
その後、スポークの一部も樹脂で覆われ、また部分的に滑り止め加工が
なされたりと、(たぶん)安全に考慮した変更がされていきます。

15年ほど前までは、形状変更されたステアリングなどは供給されてましたが、
現在では供給されていません。

残念なことに、初期型〜最終型までの全モデルを通して樹脂部分が割れやすく、
補給品の新品部品でも保管の仕方が悪いとヒビが入ってくることがあるようです。

ということですので、程度の良いステアリングを探すことも
かなり困難だと思われます。

今回、かなり程度の悪い初期型ステアリングを
修復の実験台としてみることにしました。
(紹介にもあるようにプラモデルもロクに造ったことがない
 シロウトが行う作業ですので参考になるかどうかは不明です。
 また、安全性は未知数ですのでご了承ください。)

元の状態を撮影していなかったため、作業途中の写真です。

まず、表側ですが、赤い部分が割れていた部分です。
最大で4ミリ幅の裂け目が出ていました。

黄色い部分はスポーク部分から樹脂が浮いて、隙間が出来ていた部分です。
最大で2ミリくらいは隙間がありました。


DSC02121*.jpg


ホーンボタンリングを固定する部分はリューターで周りを削り外しました。
下の写真は他のステアリングのものですが、
経年変化(熱など?)によりスポーク部分(赤の点線)に対し
矢印の方向に縮みや歪みが出来て、
ホーンボタンリングが閉めずらくなってきてしまうようです。


DSC02137*.jpg


新規作成するのが最良だと思いますが、そんな技術もないため、
取り外した上で熱を加えながら修正し、
内部のねじ部分をヤスリで削ることにより、
なんとかホーンボタンリングをねじる込めるほどになったのが下の写真です。
ねじ部分がきれいではありませんが、
自分の持っている技術ではこんなところが精一杯です。
(直径で最大2ミリほど縮んでいました。)


DSC02142*.jpg


裏側にもスポーク周辺に割れやヒビ、隙間が出来ていました。


DSC02123*.jpg



ホイールの樹脂部分は全体的に劣化し、細かいヒビが入っていました。

次回より、修復?に悪戦苦闘する模様を紹介します。
posted by アールエス800 at 18:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 組立/CHASSIS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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