トヨタスポーツ800をつくろう!

2007年06月18日

ミッション004「緊急指令!向きが合っているか調査せよ!」

相変わらず、なかなか作業は進んでいませんが、
装着したゴム部品に先日ヒビが入ってきているのを発見。

もう供給不可となっているゴムだけに、ショックを隠せません。
このままでは・・・完成まで大丈夫でしょうか?

話題の主は「華麗なるカバーの留め方【第1話】あまり役に立たない豆知識?」の
左の修復中の写真、ブレーキマスターシリンダーのカップのすぐ右に見えるゴム
シールクラッチペダルオープニング(品番55255-10010)です。

記事へ直行→http://pdamodel.seesaa.net/article/36391094.html
写真へ直行→http://pdamodel.up.seesaa.net/image/DSC01272*.jpg

ちなみにこの部品は40年版のパーツリスト他に基づいて取り付けました。

しかし、一般的に出回っている43年7月発行のパーツリストでは、
向きが逆(ゴムのでっぱりを車内側に向ける)になっているんです。

UP10パーツリストやそれ以前のヨタのリストのイラストおよび、
修理書のイラストはすべて写真の通りの向き
(たぶん使い回しのためだと思います)なのです。

イラストの場合、一部ですが間違っていたり、
UP10からずっと使い回しされていて細部が実際と異なることもあるわけで、
当時のエンジンルームが写っている写真を雑誌や資料をいろいろ調べてみましたが、
結局肝心な部分がいまいちはっきりせず、調査は持ち越しとなりました。

ちなみにこのゴムを固定するブラケットの四角い穴にピッタリと収まるように
ゴムの出っ張り側に四角い型があったりしますので、
この取り付け方法が間違っているとも思えません。
(ボディの四角い穴にもピッタリなんですけど)

クラッチペダルを装着していない状態であったとしても
クラックが入ってきてしまったことを考えると、
43年版パーツリストのような向きにするのが無難かもしれません。

【仮説1】UP10当初からイラストが間違っている。
【仮説2】ある時(43のマイナーチェンジ?)から向きが逆になった。

ただ、一度嵌めてしまったゴムを外すのも被害を拡大してしまいそうで、
今一度きちんと調べた上で判断しようと思っているのです。

「ボス!今回は(も?)解決できません!お時間をください!!」
posted by アールエス800 at 15:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 資料/CHASSIS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月26日

ミッション003「リテーナから識別せよ!」

トヨタスポーツ800には、アルミ素材が多用されています。
後期になるにしたがい、強度的な問題か、材料費削減のためかは分かりませんが、
アルミから鉄に変更になっている部品がいくつか出てきます。
その中でも、大きな部品の代表がシートのフレームでしょう。

いつも不思議なのは、補強が増えたり、防音対策がなされたりして
車両重量がどんどん増加していると思えるのですが、
カタログ数値は一般的に580kgのままです。
どこかでつじつまを合わせているのか、登録上増加していても
そのままの重量でかまわなかったのかは不明です。

これからも、こんな部品を紹介したいと思いますが、
今回はミッションに使用されている部品にも
素材変更されている部品がありましたのでご紹介します。
(前回の予告から内容変更しております。)

タイトルにもあるようにエンジンとドッキングする側(ミッション前部)にある
リテーナ・ベアリングフロントを各種ミッションから取り外すときに
あきらかに重量が異なっていることに気づきました。

写真の左からパブリカ用旧MT、ヨタ用旧MT、
パブリカおよびヨタ用新MT(今回のサンプルはヨタから)です。

旧MTにはアルミ素材が使用され、新MTは鉄製となっています。
パブリカの旧MTには、パーツリストや修理書からも分かるように
オイルシールが使用されていませんでした。
そのことは、外からでもでっぱり(写真○内)がないことから判断できます。
(※右2つの重量にはオイルシールも含まれます。)



DSC1316*.jpg



新旧ではオイルシールの品番が異なります。
また新MT用のみオイルシールが含まれるアッセンブリー品番となっておりますが、
すべてにおいて互換性はあるようです。(一応装着は出来てしまうという意味。)



DSC1318*.jpg



以上のことから、旧MT限定の話になりますが、ヨタから降ろしたMTに
旧MTパブリカ用のリテーナが使用されていれば、
パブリカ用をそのまま移植した可能性が大きくなります。

ただ、40年も経っているMTを一度もオーバーホールしていないことは
考えにくく、トヨタスポーツ用のリテーナが使用されていても
実際に中を見てみないと分からないのかなと思います。

さぁ、次回はいよいよ、中を覗いてみましょう。
posted by アールエス800 at 11:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 資料/CHASSIS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月19日

ミッション002「外から識別せよ!」

前回、ミッション001にて山海堂の「パブリカ800の整備」では、
パブリカの新トランスミッション(フルシンクロタイプ)への変更時期を
42年3月以降UP20-60001以降の車両と明記されていると書きましたが、
純正のパブリカのパーツリストには、1,2,3,4速オールシンクロメッシュ
(F.N.UP20-60301以降)とあります。

300番の違いではありますが、実際にどちらが正しいのか分かりません。

さて、今回はその新旧のミッションの外からの違いです。
(ヨタ用の3速ギアが入っているかどうかは、エンジンとドッキングしている
 状態での判断方法を知りませんのでご了承ください。)

※細かい形状の違いは省きます。



DSC01280A*.jpg   DSC01292B*.jpg



●トランスミッションケースLH
 旧MT品番:33112-10010
 新MT品番:33112-10011
 ※新旧の互換性はありません。
 ※40年版のパーツリストのみ各ケースの品番が掲載されていますが、
  それ以降のリストにはサブアッセンブリでの品番しか載っていないようです。
 ※写真のサンプルでは新MTの品番は長丸の凸部分に入っていますが、
  同じ品番(33112-10011)でも旧MTと同じように入っているタイプ
 (長丸の凸部分がない)も確認しています。

●エクステンションハウジング(MT後方のケース)
 新旧ともに品番は同じ:33141-10011
 ※品番も同じことから新旧で互換性はあると思われます。



DSC01282A*.jpg   DSC01293B*.jpg



●トランスミッションケースRH
 旧MT品番:33111-10012
 新MT品番:33111-10013
 ※新旧の互換性はありません。
 ※判断しやすい部分として、新MTには赤○内のナットと
  ピポットが付属されていることです。
  これが付いているかどうかで新旧の識別が出来ると思います。
 (内部構造の違いにつながります。)

次回はミッション003「内から識別せよ!」をお送りします。

※あくまでもメカ的にどのような意味があるのか分かっていないものの
 記事であることをご了承ください。
posted by アールエス800 at 00:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 資料/CHASSIS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月06日

ミッション001「壊れたMTをばらせ!」

システムのトラブルなどあり、なかなか更新できずにおりました。
なんとか仕事のデータとブログのデータはバックアップできたのが幸いです。

さて、GW中ミッションなどの整理をしていました。
(半年前にも同じようなことをしていたような・・・
 http://pdamodel.seesaa.net/article/27340105.html

どうも歳のせいか、同じことを繰り返してしまうようで・・・
(単に計画性のない性分なだけです。)

ちょっと、メカに弱い自分ですので勉強の意味も込めて、
2〜4速シンクロタイプとフルシンクロタイプのミッションの違いを
数回でまとめたいと思います。
(メカ的に説明できませんので、あくまでも見た目の違いです。)

山海堂の「パブリカ800の整備」S43年11月発行版
(厳密にはS47年2月第3版)では、2タイプ両方の整備方法が併記されています。

また、変更時期が下記のように明記されていました。
※以降記事中の表記に習って「新トランスミッション(新MT)」
「旧トランスミッション(旧MT)」と表記します。

●新トランスミッション(フルシンクロタイプ):42年3月以降
 UP20-60001以降の車両
 UP15-12011以降の車両

●旧トランスミッション(2〜4速シンクロタイプ):42年3月以前
 UP10全車
 UP20-60000以前の車両
 UP15-12010以前の車両


まず、その話の前に、以前壊してしまったミッションの部品です。
ばらしてみたらパブリカ用フルシンクロタイプでした。



DSC01305C*.jpg



エクステンションハウジング内では、シフトレバー用のシャフトを固定する
ボルトが脱落し、ミッションケース内ではキー(シンクロメッシュシフティング)が
折れシフトフォークにかんでいました。



DSC01311C*.jpg



ケース内のオイル?が、なぜか白く濁っており、
素人目にも一目でただごとではないと思える状態でした。

単に乱暴な操作が原因なのか?金属疲労が原因なのか?定かではありません。
posted by アールエス800 at 15:38| Comment(6) | TrackBack(0) | 資料/CHASSIS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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