トヨタスポーツ800をつくろう!

2007年10月16日

右から左へ受け流して欲しい話。

インナークオータパネルのアルマイト加工を発注する際、
ヘアラインを上下方向に入れるよう指示しました。

当方の所有してきたヨタや予備として持っていたパネルのほとんどが、
上下方向にヘアラインが入っていました。

その中で44式の1台、なぜか右側のみヨコ方向に
ヘアラインが入っているものがありました。

特に方向の決まりがなかったのか?
たまたまヨコ方向の板でプレスしてしまったのかは不明です。

また、ホームページを見ているとヨコ方向に入っている車輌を確認出来ました。

ちなみにフタは確認した物すべて上下方向でした。

ヘアラインとしていますが、材料の原板はこういう筋の入ったもの
なのかもしれませんし、特に決まった方向ではないのかもしれません。

まぁ、あまり意味のないことなのかもしれませんので・・・

右から左へ受け流して欲しい・・・(もう古いか?)
posted by アールエス800 at 15:26| Comment(5) | TrackBack(0) | 資料/BODY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月19日

こんなボロでもアルマイト出来ますか?

メーターパネルやインナークオータパネルなどアルマイト加工が
施されている部品であっても、40年以上も経つとキズや
鉄と接触している部分から腐食が始まってしまっています。

よく「ネジをステンレスに変えたからもう錆びないよ。」なんて耳にしますが、
変えたネジは錆びなくとも鉄製ボディが錆びてしまったりすることがあります。

例えばアルミに接触している鉄部品やフロントピラーのステンレスのモールを
留めるネジ部や三角窓のステンレスに溶接してある鉄部分
(ドア内部に隠れていますので普通は見えません)
こういった異金属の接触している部分は腐食しやすいので要注意です。

さて、メーターパネルとインナークオータパネルを持って
アルマイト加工のことについて伺ってきました。

訪ねた会社は金山(かなやま)にあるベリテック三協株式会社という
クロムメッキやアルマイト加工を請け負う会社です。
http://www.beliteq.co.jp/pc/index.html

事業内容から、大手メーカーの仕事をされているようでしたので、
果たして個人の発注を引き受けてくれるか心配でしたが、
HPを立ち上げてから個人の仕事も引き受けているとのことで安心しました。

聞いてきたアルマイト加工の注意点など以下の通りです。

■塗装、接着剤、汚れなどは確実に剥がしておく。
 (剥がしていないと・・・アルマイト剥がしがきれいに出来ない→
  きれいにアルマイト出来ない)
■腐食が進んでいる部分は穴があく場合があるので注意。
 (薄いモノだと貫通する場合もあるそうです。)
■アルマイト剥がしおよびバフがけ、ヘアライン仕上げなどは依頼出来る。
 (板金はこちらでやっておく必要はあります。)
■深いキズはバフがけなどで取るため、例えばメーターパネルの場合、
 凸凹のパターンが薄くなる場合があり、加工時間が増えれば
 料金が高くなる場合がある。(あまり深いキズは取れない場合があります。)
■アルミの材質、またメーカーの使用する液により仕上がりの色が若干異なる。
 (以前、当ブログで無色の場合、アルミの地の色と書きましたが
  少し色が付くようです。クリアには違いないかと思います。)

ベースの状態が仕上がりを左右することは理解しておいた方がよいようです。

ということで、クオータパネル裏のウエザーストリップを剥がしていたんですが、
またまた不得意のボンド剥がしに苦戦。
(ちなみにガチガチに硬化したゴムは熱を加えると軟化します。)

でも少し凹んだ部分は指や柔らかい樹脂などで気をつけながら
(凹み具合を光にかざしたり指の感触で確認したり)押したりすると
クオータパネルくらいの薄さなら結構うまい具合に目立たなくできるもんですね。
複雑な凹みは難しいとは思いますが・・・

ちなみに、ベリテック三協さんではクロムメッキの場合、
巣穴がなくなるまで【下処理の銅メッキ→研磨】を繰り返し行ってくれるそうです。
(ただし、行程が増えればその分料金も増します。)

こちらも、仕上がりなど報告していきたいと思います。
posted by アールエス800 at 01:13| Comment(2) | TrackBack(0) | 資料/BODY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月17日

3月23日は何の日?

まず、前回のシートの件ですが、電話で確認。

内装屋さんはきちんと把握してくれていたようで、一安心。
心配していた部分も常識的なことだったようで、
自分の知識のなさが変な心配を招いてしまったようです。

フレーム自体はこちらできれいにして張り替えをしてもらう段取りなので、
丸裸にしてみました。



DSC01349**.jpg   DSC01350**.jpg



左右の違いが分かりますか?

左が、修復中の車輌(200番台)に着いていたシートで、
右が後期型パターンの表皮が着いていたシートです。

○内のシートスライド用ハンドルの固定方法が
前者がアルミのリベットで4箇所かしめてあり、
後者はスクリュで2箇所固定する方法となっています。

パーツリストで見る限りでは、40年版〜43年版(鉄フレーム)のいずれも
後者と同じような2箇所をスクリュで固定する方法でした。
以前より前者の固定方法は疑問に思っていた部分でもありました。

そして、表皮を剥いでみると、前者のフレームの上部に興味深い検印が・・・

その検印から40年3月23日に検査されたことが分かります。
ただし、トヨタスポーツ800は40年4月1日に発売されています。

この車輌は200番台ということもあり、かなり初期に世に出たと思われますが、
このシートが当時からこの車輌に着いていたことを前提に考えると、
シートというものは検査後、短期間で車輌に装着されディーラーなどへ渡ったのか、
それとも、発売直後は100台くらいしか世の中に出ていなかったのか?
などと、いろいろ思いを巡らしました。

ただ確かなことはかなり初期のシートにはパーツリストとは異なった
固定方法がとられていたことは事実のようです。

さて、きれいにすると言っても塗料はがしなど塗ったり、
ヒートガンで熱を加えてみてもなかなかボンドが取れず、
またサンダーで錆やキズを取っても
1日ではきれいにすることは出来ませんでした。

こういった作業は苦手です。腰が痛くなるし。

posted by アールエス800 at 16:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 資料/BODY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月15日

ウエルダー加工と台風の行方。

トヨタスポーツ800の初期型シートの特徴は
下の写真のようなシートパターン+アルミフレームです。

その後、アルミのフレームに後期型パターンへの変更、
そしてフレームが鉄製となり、最終型になるとヘッドレストが装着されるわけです。

台風が接近する中(最接近は明日ですが)シートなどの内装パーツの
依頼の打ち合わせに行って来ました。

当時の雑誌やカタログをスキャニング、まとめた資料、
前期型のシート(残念ながら座面は一度洗濯したためもあり
ぼろぼろです)と後期型の比較的へたっていないものなど、
自分としては万全の準備をしていったつもりでした。

ウエルダー加工が出来ることを前提に内装屋さんを探していたこともあり、
言うまでもなく今回の発注のこだわりの一つがこのウエルダー加工でした。
(強度的にはやぶれやすくなるかもしれないとのことです。)

初期型では写真の部分にその加工がされていると思われますが、
ウエルダー加工部が凹になり、その間は膨らんでいるということを、
当時のフォルムを保っている後期型シートをもとに説明したのですが、
今回の補修のベースにしてもらう初期型シートがへたりきってしまって、
全体がフラットな感じになってしまっていることもあり、
なかなかうまく話が伝わっていないように思われました。
(スポンジの張り方は座面に関しては初期型とその後の型では、
 かなり異なるようなのですが。)

ここでもまた人に依頼することの難しさを知ったのでした。

自分にいろんな知識や技術があり、時間もあり、やる気力もあれば、
すべてを自分でやれればどんなに楽か(実際には大変なことと思いつつ)と
思ったりもしますが、残念ながら一つも今の自分には備わっていません。

打ち合わせ時に気になっていた、自分のヨタのシートのイメージが
「思っているよりは立体的」に反して内装屋さんの「思っているよりは平面的」
というのも、その基準となるイメージがもともとずれていたのかもしれません。

いろいろ教えていただけたりと良心的ではあると思いますし、
もしかして、自分のイメージが一応伝わったのかもしれませんが、
ウエルダー加工を外注に出される前に再度説明をしに行こうと思っています。
(直接打ち合わせ出来る距離にあることはよかったです。)

まぁ、クルマが完成した暁に思っていたところの70%くらいの出来であれば
よしとすべしと思っている最近です。

(そのくらいの妥協が必要ですね。・・・早く乗りたいですし。)

さて今回の行方はどうなることやら。完成をお楽しみに。



070715.jpg
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2007年07月05日

メーターパネルとバンパーと弁当箱

子供の頃、よく家族で山へドライブに行きましたが、
山道のドライブなんていつも恐怖のかたまりで、
コーナーを曲がる度、後部座席にいた自分はいつも前席に
しがみついて落ちないようにと必死になっていたっけ・・・

そして、大人になっても山道だけは絶対走るまいと誓っていたのですが・・・
(特に父がスピードを出していた訳でもなく、幼少のころは怖がりだったのです。)

そんな家族のちょとしたドライブなどには水筒と弁当を持って出かけました。
アルマイトのかかったアルミの弁当箱なんて懐かしく思います。

さて、トヨタスポーツ800にはアルミパーツがたくさん使用されていますが、
その中にはアルマイトをかけ腐食しにくくしたのものもあります。

アルマイトについて調べていたところ、以下のようなサイトがありました。

http://sos.cocolog-nifty.com/tokin/cat5272671/index.html
http://sos.sanwa-p.co.jp/mekki/
http://www.sanwa-p.co.jp/mekki/index.asp

アルマイトについての詳しくは上記HPを見ていただくとして、
ここで勉強になったこととして・・・(上記HPより引用)

●アルマイトは着色をしない限り無色透明な皮膜
 (アルマイトの色と思われがちなシルバー色は下地のアルミニウムの色)

●アルマイト皮膜は絶縁性を持つため電気を流さない。
 (アルミニウム自体は電気を流すため、
  アルマイトされているかどうかを外観で判別できない場合、
  テスターを当ててみることによって判断可能。)

ということで、今までアルマイトがかけてあるのか
不明だったパーツを調べてみることにしました。
(以下○印はアルマイト加工、×印はアルミ地のまま)

まず手始めに確信があったパーツより

■前期のメーターパネル→○

■前期のバンパー→○
 ※ただし補給品のバンパー内側に導通するものがありました。
  アルマイトが剥がれているのでしょうか?
  (当時の取り外し品は内側もアルマイトがかかっていました。)

■サイドシルプロテクタプレート→○および×
 ※修復中の車両についていたプレート(下記ページ参照)は○
  http://pdamodel.seesaa.net/article/22501376.html
  しかし、44式のプレートは×でした。
  年数が経っていますのでアルマイトが剥がれているのかもしれません。

■インナークオータパネル→○

■前期シートのフレーム→×
 ※只今シート張り替えの依頼の準備をしていまして、
  今までずっとフレームには(あまり腐食しているものを見たことが
  なかったことので)アルマイト加工がしてあるものだと思っており、
  こんなでかいものを加工するとなると結構な料金になるのかなと
  気になっていましたが・・・

■エンジン、ミッションの各パーツ→×
 ※念のためのチェックです。

メーターパネルやバンパーが昔の弁当箱の色に見えてきました。

皆さんもテスターでチェックしてみては?
もし、上記と異なる結果が出た場合、是非お教えください。

(注)導通した部品でもかなり年数が経っていますのでアルマイトが
   剥がれているものもあったかもしれません。
   アルマイトがかかっている部品でもキズがついている
   (アルマイトが剥がれている)部分に当ててみると
   当然ですが導通しました。
posted by アールエス800 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 資料/BODY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月28日

華麗なるカバーの留め方【最終話】

関西では視聴率が良かったようですが、
この一族、関西弁をお話になる方は一人もおみえではありませんでした。

さて「華麗なるカバーの留め方」の最終話です。
といっても、ドラマみたいに「あっ」というどんでん返しはありませんが・・・

=============あまり役に立たない豆知識?============

■がっちり固定しますナットをキャップしてみましたタイプ使用
 (専門用語が分かりませんので勝手に命名)
 ◎車体番号2900番台(44年式)
 ※このキャップ40年版〜43年版を通して品番の記載はありません。
  採用されていていたかどうかの資料は確認できていませんが、
  本来は黒いゴム製のキャップは装着してからボディ色に
  塗装されていることを考えると当時から付いていたもののようです。
 (この車輌は外装は別の色に塗り替えられていますが、
  エンジンルームなどは当時の色のままのようです。)
  どの時期から使用されたかは不明ですが、当時のトヨタ車では、
  カローラあたりにも使用されていたようです。(パーツリストにて確認)



DSC0313.jpg



【その他への使用部分】
その他の部分にはフェンダー内などに使用されていました。
ちなみにこのフェンダー内は発売当初はボディと同色だと思いますが、
いつの時期からか黒いアンダーコート?で塗られているようです。
(塗装を剥がしてもジルコンブルーの塗料が出ませんでした。)



DSC0170.jpg   DSC0184.jpg



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2007年03月24日

華麗なるカバーの留め方【第2話】

でも、なぜにそろいも揃ってみんな勘違いしていたのかなぁ・・・
将軍(ラジコンの鯉)なんかでチェックするから・・・

すいません。「華麗なる一族」の最終回の話でした。

まぁ、自分もヨタに関しては度々勘違いもありまして、
実車や当時の資料などからその勘違いが解けることもあるわけでして・・・
ただ、こうやって書いていることも勘違いがあるかもしれませんので、
一個人の趣味の話としてご了承ください。(責任逃れ)

=============あまり役に立たない豆知識?============

■がっちり固定しますナット使用
 (専門用語が分かりませんので勝手に命名、
  デフレクタ フロントフェンダ エプロンストーンの固定ナットと同じタイプ)
 ◎車体番号1200番台
 ※ボルトなどの品番変更があったかどうか確認してみましたが、
  40年版〜43年版を通して特に変更はないようです。
  よって800番台〜1200番台のどの時点で変更になったかは未確認です。



_DSC0116.JPG



【1200番台の写真に写るその他の部分の補足説明】
以前の所有者が燃焼式ヒーターのメンテを度々されていたようで、
ヒーターに関してはちゃんとしたものが装着されています。
ちなみに修復中のヨタにはヒーターはないので、
この車輌から拝借することとなりそうです。
ちょっとばらして、以前デンソーで確認した青竹色
(トヨタカラーNo.T-1264)に塗れば大丈夫かな。
※上記塗装色はスタータ(28100-10011)の色として問い合わせました。

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第3話に続きます。
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2007年03月20日

華麗なるカバーの留め方【第1話】

「華麗なる一族」が予想外の結末で終わりました。

時代背景の半端加減がちょうどよく、
安直な自分にとっては面白かったです。

主人公の最後のシーンでなぜ片足のみ裸足になったのか?
訳が分からなかったのですが、なるほど、猟銃ですからね。
長々としたシーンでしたので、1カット足下を挿入して欲しかった。
(主人公の駆るクラウンは2台はあったよ。たぶん・・・どこ見てんのよ!)

さて、工業製品とは常に改良されていく物だと思います。
時には不具合を解消すべく、時にはコストダウンを計り、
時にはクレームが発生する前にこっそりと・・・えっ?。

トヨタスポーツ800にも様々な部品変更がなされていますが、
それを調べたり、発見(大げさ?)したりのは自分にとっていつも楽しいことです。
特にどうでもいいようなカイゼン(この場合はタダカエタかな?)を
見つけた時には何ともいえず「カ・イ・カ・ン」です。
(ここまで来るとヘンタイだ・・・半分冗談・・・いたって健全な中年です。)

調べると言っても、このブログを見られている方にはご存知のごとく、
いつも中途半端なんですけど。(それより修復はどうした?)

まず、下の写真左の円内は修復中のヨタのステアリングコラム
オープニングカバー用プレートを留める部分ですが、
納車された時に「こんなんだったかな?」と疑問に思った部分でした。
というのは44年式あたりですとこの部分にゴムのキャップでカバーされる
部分なのでして、この形状だとキャップできないなと思ったからなのです。
(修復中の年式では当然キャップは不要なんですが。)

でも、改めて、1年前まで乗っていた車輌(800番台)の撮り貯めておいた写真を
見てみると同じ・・・あれ記憶違いか?・・・それでは他の車輌では・・・
ということで、この部分をこれまで自分の所有したヨタをもとに3話に分けて
お話したいと思います。

=============あまり役に立たない豆知識?============

■ちょっとは動きますナット使用
 (専門用語が分かりませんので勝手に命名、中に四角いナットが入っています。)
 ◎車体番号200番台(写真左)
 ◎車体番号800番台(写真右)
 ※40年製造車あたりまではこのタイプと思われます。

DSC01272*.jpg  DSC0307.JPG


【200番台の写真に写るその他の部分の補足説明】
2006年5月14日書いた「クラッチケーブルを固定するホルダ用の穴が2つ
足りません。」の部分は取りあえず、4穴のホルダーを仮止めしてある状態です。
http://pdamodel.seesaa.net/article/17777668.html
パブリカ用のホルダーが欲しいところです。


ステアリングチューブ用の穴から垂れるコードは2006年6月15日書いた
防錆システム「CAT3200」のコードです。
http://pdamodel.seesaa.net/article/19313820.html
約1年ほど装着していますが、実際の効果の程は分かりません。
(オールドタイマー誌で実験中です。)
同じ場所に置いてある未メッキの工具などに放っておくとうっすら錆が
発生する環境下ですが、修復中の車輌の板バネ(未塗装部分があった)の状態が
1年ほど前とそんなに変わらないことからすると何らかの効果があるのかも
しれません。(きちんと補修しとけ〜)

最近では効果の程(原理?)がわからないチューンをオカルトチューンと
いうらしいですが、オカルト防錆システムというところでしょうか。

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第2話に続きます。
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2006年12月05日

この色をあなたにも分けてあげたい。

この時期、取引先に贈るお歳暮でいつも悩みます。
三越のパンフレットを何度もながめるのですが、
結局、当たり障りのないものになってしまいます。

会社あてにビールはまずいですものね。

さてトヨタスポーツ800には、様々な塗装色が使用されていることは、
パーツリストのボディ配色(後期リストではカラーインストラクション
ドローイング)の頁などを見れば確認できると思います。
※発売当初の新型解説書には上記より詳しく掲載されています。
 興味のある方は11/16の記事の「トヨタ サービスマニュアル CDライブラリー
 スポーツ800」などを是非入手して確認してみてください。

黒っぽくみえる塗料でも微妙にパールが入っていたりして・・・

修復する側の立場からすると、なぜに普通の黒にしなかったのかと
思えてしまうのですが・・・

そこが作り手のこだわりと自分を納得させるようにしています。

他車種のパーツリストにも同じようにボディ配色の頁があるわけですが、
図鑑を眺めることが好きだった少年(今はおっさん)は、
いつものごとく同じ色はないものかと探求の旅に出てみました。

そこで分かったヨタと同じと思われる塗装色です。
(基本的にカラーNo.の合致したもの:間違っていたらごめんなさい。)

============分かち合えるこんな色?その1============
■トヨタスポーツ800
 インストルメント・パネル・ガーニッシュ
 色   名 ブラック・パール
 カラーNo. 1199
 備   考 艶有塗装
 ※ダッシュボード上の外気および暖気排出口(左右2箇所)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■トヨペット コロナ RT41型(40型は資料なし)・RT56型
 インストルメントパネルロアー
 色   名 ブラックパールMマット
 カラーNo. 1199
 備   考 トヨタスポーツ800では「艶有塗装」となっていますが、
       RT41・RT56では「マット」となっているところが気になります。
 ※ダッシュボード下(メーターやグローブボックスより下部)の塗装色
 ※RT50・51・53・54・55型は黒のビニールレザーが貼られていたようです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■トヨタ 1600GT RT55
 クオータウインドフレーム
 色   名 ブラックパールメタリックマット
 カラーNo. 1199
 備   考 トヨタスポーツ800では「艶有塗装」となっていますが、
       RT55では「マット」となっているところが気になります。
 ※このHTの特長であるリア側(サイド)の窓につくセンターピラーの塗装色
 ※雑誌などで調べてみましたが、外側はステンレスかクロームメッキのようで
  正確にどの部分に使用されていたかは把握できませんでした。(たぶん内側?)

============分かち合えるこんな色?その2============
■トヨタスポーツ800
 グローブ・ボックス・カバー
 色   名 ブラック・パール・メタリック
 カラーNo. 1068
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■トヨペット コロナ RT20型(フレームNo. 3-RT20-90001〜)
 センターピラーロワーガーニッシュ
 色   名 ブラックパール
 カラーNo. 1068
 備   考 外装色「スターミストパールM(カラーNo.1153)」に限ります。
※室内側センターピラーの下部の塗装色(上部はビニールレザー貼)
======================================



rkun1201.jpg



ヨタと同時期(前後)の乗用車を中心に調べてみましたが、
個人的な感想としては・・・意外と少ない。

このカラーNo.で色がつくることが出来るのかは不明ですが、
純正の色に困ったなら上記の車輌を調べてみるのも手でしょうか。
・・・・と言いたいところでしたが、大々的な修復作業を行っていなければ、
だいたい当時の色のまま残っているのではないかと思われる部分ですね。

逆に上記の車種にお乗りの方から色を問われるかもしれません。

でも、今修復中の車輌はそんなに細かい部分に拘ろうとしても、
すでに出来上がっているボディ(ルーフの分かりにくいダークグレーも含めて)が
純正色で塗られているのかどうかも疑わしかったりするんです。

でも、気に入ってますので・・まっ、いいか。
posted by アールエス800 at 01:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 資料/BODY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月26日

26日はわくわくDAY。

毎月26日はクルマ関連の雑誌が沢山出るので、いつも待ち遠しい・・・

昔は、部品などの個人売買と言えば、
旧車ミーティングや旧車部品交換会へ出向くか、
雑誌の個人売買欄に目を通すのが楽しみでした。
(ただ、前日に雑誌を入手出来ることもあったようで、
 連絡を取っても売り切れという場合がほとんどでしたが・・・
 実際の話、クルマ関連の小さな代理店に勤めていた時は発売の1日前に
 サンプルとして雑誌が到着していました。
 ・・・ただなんとなくそこまでしてという感じもあったので、
 発売日の先方の指定の時間まで律儀に待っていましたっけ。)

ましてや今月はオールドタイマーも発売されている。

さて、今号は、売買欄より先に記事に目がいきました。
(前号もエスハチの貴重な車輌の発掘と・・・最近また、面白くなってきました。
 2000GTのレストア記事は終了してしましましたが、
 こちらでスライドショーが公開されています。
 http://www.yaboo.co.jp/top.htm

ミニ旋盤活用術も興味があるのですが、物作りより
見た目ばかりを気にする筆者としては「サイドガラスの刻印を再現」
という記事に絶大なる興味を示しました。

実は、修復をする上でガラスをどうしようか悩んでいたのですが、
やはり補給部品に交換しようかと思っていたところでした。

何が違うかというと、たぶんこんな変態じみたブログを、
飽きもせず読んでいられる方(いろんな糧になってまして、
すごい感謝しています!)ならご存知かと思いますが、
材質もさることながら、それを表示する刻印が製造年などにより異なります。

また、当時物に関しては基本的にそのガラスの製造年が表示されています。
(補給品には年号は入っていなかったはずです。)

ですので、今までにガラスまで交換しなければならないような、
何らかの修復が行われていれば一目瞭然ということになります。

例えば、ドアの年式だけ、車輌の製造年(詳しくはクルマとガラスの製造年が
1年ずれていることもあるようです。)と違っていれば、事故などで、
丸ごと他の部品取りから交換されたと考えられます。

で、OT誌の記事内容ですが金属にエッチングした板をマスキングとして、
刻印をサンドブラストで彫るという内容でした。

実は、自分も同じことを考えていて、
取りあえず、補給品のしっかりしたガラスを装着しておいて
気に入らなければ刻印を彫り直そうと考えていました。

それにしても、同じことを考える変態さんって世の中にはいるもんだなぁ。
・・・依頼者さん、ごめんなさい。尊敬の意味を込めての言葉です。・・・
でも実際に行動するだけ自分より遙かにエライです。

(実は、付いていたガラスは年式がすべてばらばらでして、
 それなら補給品を着けた方が安全かなと思いまして・・・)

まぁ、きっと結局そこまではやらないだろうとは思いますが・・・

だいたい、ガラスの識別の刻印を簡単に書き換えてしまってよいのだろうか?
(これって偽造?)

でも、今回のOT誌はオススメです。
(何宣伝してんだろ。アマゾンかなにかとアフリエイトしようかなぁ)

※ちょうど10年前、当時知り合った方から、
 ガラスが取り寄せ出来ることを教えていただき、
 一緒に注文したのですが(たしかガラス屋さんに頼むとおしゃっていました)、
 リヤ以外のガラスすべて(5枚)注文して4万円ほどでした。
posted by アールエス800 at 14:41| Comment(2) | TrackBack(0) | 資料/BODY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月09日

カラー インストラクション ドローイング

他の方の掲示板にトヨタスポーツ800に関するカラーのお問い合わせが
海外からありましたので、こちらに1966年7月発行 パーツリストの
「カラー インストラクション ドローイング」の頁を表示しておきます。

(注意)写真をクリックすると拡大出来ますが、
    原本ではないので、文字も読みやすくするため、
    かなり大きく表示されますのでご了承ください。
    また、すべてを表示されない場合はコピーしてご覧ください。
    (JPEGのデータです。)
    ※1966年7月時点のカラーです。

■右ハンドル

UP15R1009.jpg



■左ハンドル

UP15L1009.jpg



質問された方のHPを見るとトヨタスポーツ800に関する
かなりのHPがリンクされています。
海外でもトヨタスポーツ800を愛する方がお見えになることは
誇りにも思え、また心強いことだと思います。

9/16のブログで海外からご覧いただけたのも、
こちらのリンクから来ていただいたと思われます。
よろしかったら是非ご覧ください。

http://www.rstreet.us/yotahachi/


また、以前、左ハンドルの内装、エンジンルームの写真を掲載するHPを
見つけたことがあります。
詳細は分かりませんが合わせてご覧ください。

http://www.geocities.com/MotorCity/Pit/9975/vehicles/Sports800.html
posted by アールエス800 at 11:37| Comment(6) | TrackBack(0) | 資料/BODY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月01日

そんなに拘らなくとも開くんですが。なにか?

ここ最近小ネタをやっていなかったと反省?し、
どうでも、いいよな小ネタを一つ。

おまたせ・・・って、誰も待っていないかな?

それでは自己満足の世界へ。



DSC1147*.jpg



写真はボンネットを開ける上で必ず必要なフードロックレバーです。
たぶんこれがないヨタはないのではと思われます。
(何らかの形で付いていると思います。)
今回の作業をする上でこんな部品にも何種類もあることに気付きました。

まず、AとBの違いはBではゴム樹脂が抜けないようにレバー自体に穴が開き、
ゴムもその穴の部分でくっついています。
ゴムを外すにはちょっとしたコツが必要です。
(といっても穴の部分を少し押しながらカッターで接合部分を慎重に
 カットするだけです。・・・温めておくとやりやすいです。)

BとCとの違いはCにはISOネジが使用されていました。

また、AとBはゴムを外した状態でクロメートメッキに出しましたが、
駆動部分の隙間にはメッキは乗りにくい(ほとんど乗らない)ので、
後で何らかの錆止め処理の必要があります。

時系列に並べるとA→B→Cと変わっていったことが推測されます。
裏付けとしてAは40年式から採取した物、Cは44式から採取した物です。
(Bは不明です。)
※8/21のパブリカバン(S44.5/30発行)のパーツリストでは、
 43年8月以降よりこのISOネジタイプ(Cタイプ)に変更になっています。
 同じ時期にトヨタスポーツ800も、このCタイプに変更になったと推測出来ます。

最後に写真の後ろにある液体ゴムは、ゴム樹脂部分をリプロできないかと
チャレンジしましたが、純正に比べて柔らかすぎるので、不採用としました。
(他にもっといい材料があるかもしれませんが、きれいにして再使用します。)



※写真をクリックすると拡大出来ます。
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2006年07月24日

チヂミはおいしい。【家庭科の時間】

図工と共に家庭科も好きな教科の一つで、
得意な教科でもありました。

ミシンの使い方、刺繍などもよい点をもらっていたと記憶しています。
そんなちょっとした自信が、やれば出来るという気になっている訳ですが・・・

以前、シートの生地や内装材の生地を頼む際に、
どのくらいの生地が必要か確認するために
44年式から剥がした内装材を紙に写しておいたのですが、
それを元に直接生地を切ろうと思っていました。
念には念をと面倒くさがりには珍しく、
実車との確認のため、透明なビニールにトレースしました。
なるべく直線や曲線部分、左右の寸法が合うように修正したりして。

出来上がった型を実車に合わせてみます。

まず、コンパートメントドア周りのシートです。
若干の微調整が必要です。



NDSC1067.jpg



そして、サイドシルの内側に貼るシートです。

ボディ側のプロテクタプレート用の穴が埋められていて確認出来ません。

そこでプロテクタプレート自体(これも44年式のもの)に合わせてみると、
タッピングスクリューが入る穴の位置(3箇所)が合いません。
(写真は、最初に取った型の紙、そしてビニール、プレートです。)



NDSC1058.jpg



「さては、生地が縮んだな?」

そこには参ったというより先においしいと感じてしまった自分がいました。
(これはブログに使える・・・)

もう一度、実車を採寸し、型紙の調整および修正が必要になります。
生地を切ってしまってからではどうしようもないのですが、
ブログのためにわざと失敗の既成事実を作ったりしないように注意しないとね。


そういえば、家庭科の話、小学校の授業だったな。
ということは、小学生レベルで仕上がるということなのか?



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2006年07月21日

セメダインでは駄目ですか?【ISOップ寓話編】

イソップ寓話で例えるならカメの如くゆっくりと、
作業は進行している訳ですが、
最後にカメはきっちりゴール出来るはずでして・・・

さて、40年式には採用されていないはずのISOネジですが、
40年の長い間に交換された部品や今回使用する補給部品には、
思わぬ所にISOネジが使用されていたりして手こずっています。

今回はそのISOネジについてのお話をします。

ISOネジについて検索してみると・・・

まず、「ISOとは国際標準化機構
(International Organization for Standardization)の略であり、
国際的に通用させる規格や標準類を制定するための
国際機関として1947年に発足した」とあります。

そのISOが国際的な規格の標準化として定めたネジがISOネジです。
昭和40年代始め(はっきりした年号は不明)に規格が定められ、
それによりJIS規格(現在では旧JISなどと呼ばれています。)は
昭和43年頃に廃止になったようです。
(注:トヨタスポーツ800においては、
 それ以降すべてISOネジに変更された訳ではありません。)

ちなみにISO規格とJIS規格では5mmまではピッチが異なります。



neji001.jpg   neji002.jpg   neji003.jpg



上記は昭和46年発行の総合パーツリストの巻頭にある規格部品形状一覧表
(ワッシャーには特にISO品番はなかったので省いてあります。)ですが、
ISO規格とJIS規格のネジの対応品番が分かり、
5/14のブログでも書いた通り、お手持ちのパーツリストからでも、
ISOネジの品番を導き出すことが出来ます。
(品番の最初の5桁の中の下2桁を一覧表の番号に変更します。
 注:一部の電装品の品番には対応していない場合もあります。)

またISOネジの品番をパーツリストに照合してみると、
40年版にはISOネジは使用されていないようで、
43年版(43年1月30日発行:復刻などで出回っているのは43年7月30日発行)
には一部電装部品など(特に燃焼式ヒーターに多い)のスクリューに
採用され始めたことがわかります。
(注:42年版のパーツリストのみ未確認。
 5/14のブログでは該当する品番はないと書きましたがここに訂正します。)

さらに、44年式(初期型)の現車をバラした時に、
43年版のパーツリストに掲載されている部品の他に、ボディーパーツなどにも
ISOネジが多数使用されていることを確認しています。
(この場合ボディパーツなどにもISOのピッチでネジが切られています。)

ただ、現在の規格ですので、見本をネジ屋さんに持っていけば、
旧JISよりは簡単に手に入れることもでき、
仕入れに関しては問題のないパーツであると思われます。

さあ、作業をしなくては・・・

でもね、面倒くさいことを常に後回しにしてしまう自分は、
キリギリスであったりもするんです。


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2006年06月29日

パテント番号?・・・047054

DSC00960.jpg



今回、再メッキ(ユニクロメッキしました・・・合ってるかな?)した中に
ルーフバンドの固定用金具があります。
これらは修復しているヨタの物でなく、他の車輌から以前外しておいたものです。
(こうやって部品取りになっていくのかな〜?)

そういえば、一度もバンドでルーフを固定したことがないような・・・

ちなみにゴムに付属している物は見本としてばらさずにおいておきました。
(酷いものはこのくらい錆びていました。)

メッキは仕上がったとしてゴムバンドをどうするか?

ホームセンターで買ってあったゴム板の厚さは3.2mm、
純正のバンドは2.9mm前後です。

市販品では締め付ける金具が入りそうにありません。
(太さを縮めるなど無理すれば入りそうですが)

ゴム板を扱っている会社に問い合わせると、
近いところで2.5mmと3mmを扱っていました。

ただ、ゴムの素材によっては密着していると車体の色が変色したり、
FRPなどの場合は影響を及ぼすものがあるとのことでした。

ルーフを固定するときにカバーに入れるなりすれば解消されそうです。

また、ついでにトランクに使用されている凸凹マットと同じような素材も
問い合わせたところ、黒色で幅1mのゴムマットがあるとのことで、
メーター売りもしてくれそうでした。

あっ、よく見るとトランクフロアに固定する金具が1個足りません。

また、予備ヨタから外さないと。
とりあえず、後期仕様にするか・・・
(注)後期型ではバンドは1本になります。

ちなみに似たようなフックバンドがホームセンターで売られていたりします。
(違いはフックが若干大きくベルトが自転車用か何かの
 ゴムチューブを使用していて幅が少し広いだけで、
 十分純正の雰囲気で使用できそうなものでした。)



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060629.jpg
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2006年06月15日

腐っていても、腐ってはいけません。【ビフォーアフター】

きっと、月曜の夜は多くの方が脱力感に苛まれたことでしょう。
しかも、誤審まであったとか・・・
もしも、なんて考えたくもなるのですが、でも、腐ってはいけません。
WBCみたいにこれを機に奮起して欲しいものです。

さて、車輌を引き取る前に、オーナーさんより修復過程の写真をいただきました。

・・・・驚きました。

フロアー、サイドシル、ダッシュパネルの一部・・・
と腐ったパネルがどんどん外されていきます。
どれほど、腐っていたのでしょうか?

作業においては信頼のおける修理屋さんだったこともあり、
最初から安心してはいたのですが、
自分の所有してきたヨタの中でも、一番悪い状態だったのではないだろうか?

しかし、錆のあるボディーパーツがどんどん
新造されたパネルに置き換えられていく修復の過程を見ていくうちに、
その不安もどんどん解消されていきました。
(ここまでやるのか!という感動に変化していったのです。)

そして、このままでは、もしかしていつか果てる運命だったかもしれない
ヨタハチくんが延命されていくようで、このヨタを責任を持って完成まで、
こぎつかねばという、一種の使命感みたいなものが湧いてくるのでした。
(ホントはそんなカッコのよいものではなかったりしますが・・・)

修復過程の写真などは許可を得ていないため、
かわりに装着されていたと思われるトーションバーとアームの写真です。



DSC00913*.jpg



トーションバーなどはかなり錆で細っています。
もう、再生不能ですね。

クロスメンバー、フロアー辺りもどうなっていたか、想像できるかと思います。

この状態で以前は走っていたのかと思うと少々怖いです。

それと、もう腐らないで欲しいという願いをこめて、
納車当時から防錆システムなるものを付けています。

その名も「CAT3200」(http://www.grid.co.jp/34.htm)。
ネコ好きの筆者のハートを射止めるには効果的な名前です。

実際の効果の程は・・・ネコが果たして役に立つかというくらい、
まだまだ未知数ですが・・・(癒しの効果はあるのでしょうか?)

(注:CATとはCounterActの略のようです。)

そして、筆者は近い将来、このヨタハチくんが元気に
走れる日が来ることを願いつつ錆取りの日々。

その前に、依頼していたネジのことで・・・いつかに続く


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2006年06月09日

こんなん出ましたけど〜。ふたたび。【迷宮入編】

先日、塗装のテストピースの確認とともに、
40年式と44年式のメーターパネルを止める
金具を採取してきました。



DSC0808.jpg



40年式は5/20の写真Bと同じ形状で、
使用されているネジはM4×16(ピッチ:0.75 丸皿)。
ただし、今回は磁石に若干反応しましたので素材は?としました。

44年式は写真Bに似ているのですが、
ドーナツを割ったような形状になっていました。
そして使用されているネジはM4×16(ピッチ:0.70 丸皿)
つまりISOネジでした。
これが純正なのか、はたまた、車検があった10年の間に、
誰かが変えたのかは定かではありません。
ただ、メーターパネル周りを変更した形跡はなさそうなので、
当時の状態だと信じているのですが・・・

これ以上の追求は迷宮から脱出できなくなりそうですので、
この辺りでこの話題は終わりにしますが、
ヨタのオーナーさんには、メーターパネルや
パーティショナルバックカバーの金具が
どのタイプが使用されていたか、今一度ご確認していただければと思います。

(注:5/20の写真内のBの素材がアルミかどうか不明ですので
 「アルミ?」とし、CとDの東急ハンズ品は錆びやすいとのことでしたので、
 「素材を鉄?」に変更しました。
 また、内装のマット類を止めるネジのピッチの桁が違っていましたので、
 修正しておきました。)



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2006年06月08日

宿題「好きな虫の標本を作りなさい。」

rkun0608.jpg


楕円を3つ組み合わせ、Tの字をデザインしたトヨタのブランドマーク。
現在ほとんどのトヨタ車には、このマークが使用されています。
(最初見たときは、歌舞伎の隈取りにしか見えず、
  慣れるまでに時間がかかりました。)

ブランドマークの統一によるイメージ戦略に関しては、
国産メーカーでは、かなり後発だったように思います。

それ以前には、各車種の車名の頭文字をモチーフにした
エンブレムなどが、多く採用されていました。
(トヨタの車名には頭文字にCが多く、日産はPが多いと
 授業で教えていただいたことがありますが、
 それも、もう昔の話となりました。・・・20年ほど前の話です。)

トヨタスポーツ800が生まれた時代には、
材質や製法など凝ったエンブレムが多くの車種に使われていました。

さて、今回は前期型ヨタのエンブレムのお話です。
(後期型の方すいません。後期は詳しくないのです。)

昨年、11月に東京のMEGA WEBにて開催された、
トヨタスポーツ800オーナーズクラブ30周年記念ミーティングに
参加させていただきました。

参加時に何かヨタに関する珍しい物などを、
持ってきて欲しいという主催者様からの要望がありました。
特にこれといった物もなく悩んだ結果、
前記型エンブレムの標本を作成することに・・・

そして、当日、写真のような標本を持参しました。



DSC0776B.jpg



これらは、今までに所有したヨタに付いていたり、
分けていただいた部品の中に紛れ込んでいたりと、
入手先は様々ですが、七宝焼きの紺色と赤色の色が不透明だったり、
透明だったりして組み合わせにより、数種類あるようでした。

詳しくは、分かりませんが、こちらにサンプルを紹介しますので、
前期型所有の方は一度見比べてみてください。



DSC0783.jpgDSC0782.jpgDSC0781.jpg

DSC0784.jpgDSC0785.jpgDSC0786.jpg


また、以前ヤフオクに補給品と思われるエンブレム
(品番が75331-91353となっていました)が出品されていましたが、
出品画像からは字体などがレプリカ品に近いように見え、
補給品に限ってなのか?途中で型が変更になったことが推測されます。
(レプリカ品はこれをもとに作成されたのでしょうか?)

ミーティングには、番外編としてレプリカの標本も展示しましたが、
現在、サムスィング様、芝自動車様で売られているエンブレムの他に、
数種類のタイプが存在しているようでした。


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2006年06月06日

天井に浮き出る○○○。

小学校に上がる前だったか、寝るときにはいつも、
天井の木目が何やら人に見えてきたり、
動物の形に見えてきたり・・・

想像力が豊かなんだか、貧しいんだか分からないが、
当時の写真を見ても、苦悩しているような険しい表情の写真が多い。
(写真嫌いもあったようだ)

そんなだからか?
内蔵の病気で母親のこぐケッタ(自転車)に乗って、
よく通院していた・・・

トヨタスポーツ800には、みなさんもご存知のように
アルミのパーツが多数使用されています。

その中でも、ボンネット、ルーフ、トランクには車体番号と
同じ番号(確か下3桁)が、刻印されています。

すべてに、同じ刻印がされていれば、当時からの純正品が
装着されていた証となります。
また、異なる番号の刻印があれば、なんらかの理由で、
部品取りなどの他の車輌から、移植されたことでしょう。
(そのドナーのヨタの生存状況も気になるところですが・・・)

当時1台1台チリ合わせが、行われたようですので、
同じ番号であれば、フロアなどの腐りが酷くなく、
かつ大がかりな修理をされていなければ、
ルーフなどの収まりもよいと思われます。
(注;経年変化による歪みも出ていると思われますが)

自分が、今まで所有したヨタにはすべてに、
刻印が入っていたことはなかったように記憶します。
(注:何らかの補修の際、パテで埋められた可能性もないとはいえません。)

刻印の位置は、ボンネットは裏側のステー取付位置辺り、
トランクは裏側の中央、天地に走る補強バーにあります。

この2箇所は分かりやすいのですが、
ルーフの刻印の位置だけは、今まで自分は把握していませんでした。

やっと先日の塗装作業をしている時に、そのありかを見つけました。
(写真○部分に3桁の数字が刻印されています。)



DSC0775.jpg



確かこの位置はウエザーストリップで隠れていた部分でしょうか。
(参考:前期・後期で、このゴムを止めるネジの数および
 プレートの穴の数が異なります。もちろん、ルーフのネジ穴の数も・・・
 前期:各5個、後期:各6個)

ちなみに今回作業しているこの車輌には、
ボンネットにも同じ番号の刻印がありました。

ただ、フロントピラーがひどく錆びていたようで、交換されています。
フロントガラス、ドアガラスなどを付けてみないことには、
ちゃんとチリが有っているかどうかは今でも不安な部分です。
(その辺りは抜かりのない修理屋さんだと、信じているのですが)

みなさんも、ウエザーストリップ交換の際など、刻印を探して、
ヨタの歴史を辿ってみてはいかがでしょうか?
(注:刻印のあるなしで、良いとか、悪いとかいう訳では
 ありませんのでご了承ください。)



rkunboushi.jpg


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2006年05月29日

異国からの漂流物?

55615-91350A.jpg


小さいころ、子供雑誌で「ボトルに入った手紙を海に流す」
という記事を興味深く読んでいた。

家族と海に行くと、わくわくしながら、
海辺に流れ着いた漂着物の中にボトルを探していたように思う・・・

こどもながらに、ロマンがある話だと思っていたようです。
最近では、メッセージボトルとかボトルメールと呼ぶのでしょうか。

残念ながら、手紙入りのボトルなんか見つけたことはなく、
代わりに数千円の入った財布を拾った覚えがあります。
(ちゃんと、警察に届け1年後いただきました。)

一見、流れ着いた漂流物のゴミにしか見えない写真ですが、
これがヨタハチの部品であることに気づいた方は、
かなりの通か、今までにお乗りになったヨタに付属されていた方でしょうか。

当時、この発泡スチロールで出来た部品とはいえそうにないものが、
ヨタには装着されていました。

漂流物の名は「スペーサ フロント フロアマット」
(パーツリスト読み)といいます。

どこの物かはパーツリストを見ていただくのが早いでしょう。
(40年版リストP.291-T、43年版リストP.241-16、55615-91350)

足下のフロアマットの下、トーションバーカバーと
センタートンネルの間のスペースを埋める物です。

要はフロアマットをなるべくフラットに保つための、
一応意味のあるパーツであることが分かります。


DSC00028.jpg


自分は4台のヨタを所有しましたが、
その中で1台にしか装着されていませんでした。

まぁ、なくても何にも困ることはありません。

これを発掘?したのが、5/10のブログでも登場する
44年式ヨタ(5/10の下の2枚の写真)です。

少し、この車輌についての話をします。
10年ほど前に手に入れたこのヨタは車体番号から、
44年2月の製造であることが分かります。

ちょうど、スタイル上は最終型となり、
機関上はまだ43年型になっている車輌のようです。

車検が54年6月で切れたようで、10年ほどしか車検がなかった
・・・クルマとしては、短かった生涯といえるのでしょうか?

その後、20年近くどのような過程を経たのかは分かりませんが、
10年前、修理中の2000GTを見に行ったのをきっかけに、
偶然この車輌を手に入れることになったのです。

生涯としたのは、実はこの車輌には書類がないのです。

今、作業中の「プだモデル」と比べるとボディの状態は酷くないので、
残念なのですが・・・
(注:あくまでもシロウトの見解です。)

このクルマも、いつか生き返る日が・・・

そんなことを考える前に、「プだモデル」を完成させねば・・・


55615-91350B2.jpg


皆さんも、スペーサーを自作してみては?
(運転席側、助手席側の2個必要です。)
(注:写真の物からの実測ですので、多少縮んでいたりする
 可能性があるかもしれません。)
(注:ちょっとした自慢になるかもしれませんが、
 子供や家族に自慢しても変な目で見られることがあるかもしれません。)

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posted by アールエス800 at 00:07| Comment(2) | TrackBack(0) | 資料/BODY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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